工場所在地|埼玉県比企郡滑川町
敷地面積|7万5,000m2
建物面積|1万2,976㎡
ストックヤード面積|17万5,000㎡
製品月産数|RCセグメント:最大7,500t
建築用PCaコンクリート:最大6,500t
■(公社)日本下水道協会認定工場(第41102号)
■(一社)プレハブ建築協会PC部材品質認定工場(N認定)
■(一社)プレハブ建築協会PC部材品質認定工場(H認定)
■ハーフPCaボイドスラブ協議会認定工場
1969年の創業以来、シールド工事用のRCセグメントを提供しています。都市生活を支える地下のライフライン網 ~鉄道、上下水道、電力・通信、共同溝など~ に用いられる製品のほか、海底道路トンネル(アクアライン)、首都高速鉄道、外環自動車道といった道路トンネル、また近年ではリニア新幹線に使用されるRCセグメントの製造などを手がけています。
各製品には、セグメントの位置決めおよび締結動作が簡素化できるフジミ工研の独自技術「コッター・クイック継手」を搭載しています。断面欠損が小さく配筋に有利であることはもちろん 穴埋めが不要なことから、工事作業の高速化の実現が可能です。
柱・梁といった建築構造部材や、階段・バルコニー・建物の外壁などの非構造部材など様々な製品を製造しています。
また、設計条件に合わせて複雑な形状のプレキャスト製品も受注製造しています。
「SEEDフォーム」は、低水セメント比の高強度モルタルにビニロンファイバーを補強材として混入したプレキャスト埋設型枠です。
埋設型枠として十分な曲げ強度を有し、コンクリート構造物の耐久性を向上させます。背面は目粗し処理されており、後打ちコンクリートとの一体性を確保します。
橋脚表面にSEEDフォームを配置し、主鋼材を突起付きH形鋼とした「REED工法」は、橋脚の急速施工の切り札として多くの適用実績を有しています。
フジミ工研の滑川工場では、RCセグメント、建築用PCaコンクリートなどのコンクリート二次製品を高い品質で製作するように努めています。なお、コンクリートの製造から製造ラインへの提供までの全工程は、中央集中管理室で自社独自のシステムを用いて一元管理しています。IoT技術によるリアルタイムでの情報分析を実施し、品質の変わらないコンクリートを製造ラインに提供しています。
安定した品質のコンクリート製品を提供し続けるため、フジミ工研では3基のバッチャープラントの運転操作を、中央集中管理室で管理しています。 まず、材料の計量から練り混ぜの品質まですべての情報を収集し、基準を満たす製造ができているのかをモニタリングします。その後、製品製造と並行して実施するコンクリート試験の基準をクリアしていると確認した製品を作業所に届けています。