フジミ工研は2024年4月より、グループ企業である株式会社エフビーエスの土木部門を吸収合併し、
土木事業をトータルサポートできる新体制を整備いたしました。
主力事業であった地盤改良・地中構造物建築・基礎杭の事業に加え、新たに、
近年頻発している大型地震に耐え得る建築物・構造物の耐久性向上を目的に構造物補強にも取り組んでいます。
フジミ工研が目指す総合インフラメンテナンス企業の実現に向けて、より一層土木事業に邁進していきたいと考えております。
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地盤改良
強固な地盤をつくり、構造物の未来を支えつづける
フジミ工研では、軟弱地盤の強度を高め、建築物を安全に支持する「マルチサークルジェット工法」
「WILL工法(浅・中層混合処理工法)」という2つの地盤改良工法を提供しております。
マルチサークルジェット工法
(高圧噴射攪拌工法)
専用ロッド(多孔管)を用いることで地盤改良の形状を従来の円形から扇型・格子等自由に設定できる工法です。
このため、効率的な改良が可能となり、低コストかつ工期短縮を実現できます。
振動・騒音が少ない地盤改良工法です。
- 改良径
- Φ1.5~8.0m
- 改良深度
- 最大60m
- 施工効果
- 噴出方向を調整することで既設構造物への影響を低減可能
WILL工法(浅・中層混合処理工法)
バックホウタイプのベースマシンを用いて、狭いヤードでの地盤改良に対応できる工法です。
箱型リボンスクリュー型攪拌翼へブーメランプレートを装着することで、N値40未満の締まった砂質土地盤・砂礫地盤にも対応可能となりました。
従来の地盤改良工法よりも振動・騒音が少ないことから、環境負荷軽減を実現できます。
- 掘削可能範囲
- 最大N値<50(砂質土)※高トルクマシン
- 改良深度
- 14.0m以浅
- 施工効果
- 大型の改良機を使わないため狭いヤードでも進入が可能
構造物構築
住宅地付近でも安全に施工が可能
狭小地帯において、安全に下水道・共同溝(ボックスカルバート)といった地下構造物を設置できる
「オープンシールド工法」を提供しております。
オープンシールド工法
底版・隔壁が設けられたシールド機を用いることにより、掘削・埋め戻しも含めたシステム施工に対応できます。
曲線施工も可能であり、油圧掘削をすることから、住宅街が近いエリアなどで振動を抑えながら下水管・共同溝等の設置が可能です。
- 最小サイズ
- □0.8×0.8m
- 掘削深さ
- 約7.0m迄
- 施工効果
- 底版・隔壁のあるシールド機を利用することで、作業員の安全を確保し、自立できない地山・軟弱地盤・帯水層でも施工が可能
構造物補強
補強による構造物の耐久性向上を実現
建物の耐久性を向上させる対策として「スパイラルアンカー工法」「PRISM工法」を提供しております。
スパイラルアンカー工法
既存RC構造物の表面からコアドリルを用いて削孔を行った後、孔壁内面を目粗し処理を施した孔内に、端部に定着体を取り付けた補強用鉄の差し込みと充填材を注入し構造躯体と一体化させることでせん断力を向上させます。
※工期短縮、費用削減を図るために削岩機による削孔の審査証明取得済
- 適用径
- D13~D35
- 掘削深さ
- 350~4,000mm
- 施工効果
- 目粗し処理で既存躯体との付着力が向上し打撃破壊を伴わない削孔方法のため既存躯体に与える損傷が少ない
PRISM工法
ドライアップを必要としないRC橋脚の構造物補強で補強用鋼材を内包した耐久性PCパネルで既設橋脚を囲み、隙間に水中不分離性コンクリートを充填し一体化させ耐久性を向上させます。
- 施工効果
- 高耐久PCパネル使用で優れた耐久性が得られる。
またドライアップを行わないことで工期短縮、費用削減が可能
基礎杭
現場で杭を築造し、構造物を支持する
コンクリート杭を支持層まで到達させ、建物を安全に支える「スーパーMMT工法」を提供しております。
スーパーMMT工法
アースドリル機に専用バケットを装着し、機械式のスライド翼で拡大掘削をする工法です。
【MMT底浚いバケット】を用いて、スライムの除去(処理)を行い、安定品質の支持杭を打設可能です。
- コンクリート設計
基準強度
- 最大Fc=42N/mm²
- 拡底サイズ
- 1,000~4,100m
- 施工効果
- 1本あたりのコンクリート強度を高めることで、杭径を小さくする